2018-07-24

音楽からアダルトを語ってみる ”転“


 

世間話は最初だけで、途中から佐藤さんの占い鑑定になってしまった今回、
かつて、故・黒澤明監督がテレビのインタビューで、

「才能の無い人ほど、奇をてらいたがる」

と言われていたそうですが、才能なんて結果論という私の理念に基づき、進めてまいります。
どんな展開になっても、そこは修正なしのライブ感。

射手座に関わる方には参考にしてもらえるかと思います(笑)。

 

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—— 三回目です。この回は佐藤さんの個人的な話を。

佐藤 恥ずかしいですね(笑)。

—— シブメグ情報によると、なんの隠しごともしていないって聞きまして。

佐藤 基本そうですね、隠しごとはあんまりないですね、あるかなぁ?

—— 全部をさらけ出して生きてる人だからって言ってました。

佐藤 あはは、そうですね(笑)。基本そうですね。

—— 結構自分のプライバシーを言いたがらない人が多いじゃないですか。

佐藤 でも別に…何もないですね。

—— それって何もないから隠しごとがないのか…。

佐藤 いや、そんなことはなくてあるんですけど、いきなり初対面の仕事の人に色んなことは言わないですけど(笑)。だいたい仲の良い皆さんには色々喋ってますね。

—— 前回シブメグさんとも話したんですけど、音楽をやっている人ってそこである種、脳がイッてしまっているから、実際体が要求するセックスで得るエクスタシーをあまり欲しがらなくなるんじゃないかと、むしろそちらは後回しになってるんじゃないかと。

佐藤 もしかしたら本当のミュージシャンはそっちかもしれないですね。僕なんかはミュージシャンっていっても100の中の25ぐらいなんで、(笑)。あとの75は仕事でそんな崇高なことは無いんですけど(笑)。

—— 一般男子と変わらないよって感じですか?

佐藤 変わらないですね、多分。でも鬱屈としてるんですよ、ライブハウスの仕事って基本的にストレスがたまるし、どこもそうだと思うんですけど結構ウツになる人も多いんですよ。

—— どうしてですか?

佐藤 まず、仕事として日々来る人たちのケアっていうのは僕たちは得意なんですけど、一日を作らなきゃいけない日、要するに僕らが主催で自分たちが企画しなきゃいけない日があって、その出演バンドが決まらないとか、好きなバンドになかなか出てもらえないとか、でもどんどん日にちは迫ってきて…って結構ストレスを感じるんですよ。「埋まらない、どうしよう!怖い。」みたいな。だから結構みんな病むんですよ。ライブハウス店員はその闇とかストレスを、恋愛とかセックスで解消するって、僕が勝手に思ってるんですけど(笑)。結構そこに逃げる人がいるんじゃないかなって。

 

 

—— 現実逃避としてそこに逃げる?

佐藤 それもあると思いますよ。僕もキャリア13年の中でそういう時期がありました。

—— 音楽関係者の人であまり一人でいるイメージがないんですよ、常に彼女と一緒にいたり同棲していたり。

佐藤 そうですね、かもしれないです。でもライブハウス店員はモテないですよ。くっつきがちではあるんですけど結果モテてはいない。

—— 時間拘束が長いから恋人がいてもうまくいかないとか?

佐藤 それもあると思う、くっつきがちっていうのは近いから、同じライブハウスにいれば別にいいしライブで会えればいいし、それもあるんじゃないかなと思いますね。

—— 「一人暮らしが長いんです。」っていう人も多いんですか?

佐藤 店員には多いですね、バンドマンも意外と多いです。あとはみんな進んで恋愛の話をしないですよ。

—— そこが非常に寂しく感じるところでもあって。

佐藤 それは切に感じますね。打ち上げでもそういう話になることは、ほとんどなくて、みんな音楽の話ですよ、みんな音楽バカなんで。そういう話のほうが多いですね。あとはどうでもいい話ばっかりで「誰々とヤッた」とかそういう話題は最近ないですね。

—— いわゆるヲタ臭がするばっかり?

佐藤 そうですね、そういう意味でバンドマンっていつまで経ってもバカというか少年です(笑)。

—— 「最近このバンド知ってる?」とか「このバンドが良くて」とかそういう話は未だによくある?

佐藤 よくありますね。

—— でもそういうことを熱弁してる人って「イッちゃってるな」ってよく思うんですけど(笑)。

 

 

佐藤 そういう意味では真面目というか、そういう話はしなくなりましたね、みんな。言わなくなったなぁ…。

—— 自分の中でライブをするっていうことはそれで発散できてるからなんですかね。

佐藤 っていうのと、たとえ5人でも10人でも異性のファンがついてるバンドって、そういう話をしたがらないんですよ、彼女がいるって言ったことで数少ないファンの人たちが離れてしまうんじゃないかっていうのがありますよ。

—— 恐れ?

佐藤 そういうのが存在してると思いますね。

—— 打ち上げでもそういう話にならないってことは打ち上げに彼女を連れてこない?

佐藤 来るなっていう人は多いです。ライブには見に来てて、彼氏の判断なのか彼女のほうで判断してるのか分からないですけど、打ち上げにはいないです。それはいつもそうかもしれない。

—— その風潮はなんでだろう?

佐藤 それはバンドのイメージとか自分のイメージというか、どこかでファンとの疑似恋愛みたいなところがあるじゃないですか、アイドルが彼氏いないって言ってるのと一緒で。そういう意識が働いてますよね。

—— 逆に言うと、普通のOLさんでも今普通に彼氏以外にもいるって人が多いんですよ。

佐藤 凄いことになってますね。

—— 彼氏は彼氏、それはそれっていう。私は占い師をやってた時期もあって、恋愛相談が多かったんですけど、普通のその辺の会社に勤めてる女の子が5人の男性のデータを持ってきて「このどれかと結婚しようと思うんですけど、どれが一番幸せになれますか?」って聞かれたことがあって、「この人は一緒に住んでる彼氏で、この人はセフレで…」って普通の子が言うんですよ。

佐藤 凄いですね。

—— だから女の子のほうが逆に多いなって思ってて。

佐藤 僕らが知らないだけなんですかね。

—— 男の子のほうが気がついてないのかもしれないですね。あまり積極的でもないといか、前は男性でも彼女は彼女、それはそれっていう人がいたじゃないですか。でも今男性はあまりそういうことがなくて、いるにはいるけど最近会ってない彼女がいたりとか、女の子のほうが頻繁だなってイメージがあります。

佐藤 なるほど。男子は奥手なんですかね。

 

 

—— あまりそういう方向に欲がなくなってきてしまったというか、それはどのジャンルでもあって、音楽っていう一括りにした場合どういう人が多いのかなと思って。

佐藤 話の本質はそこに準じてると思います。ごくごく稀にとんでもない人はいますけど、流れでは音楽もきっとそうだと思います。

—— ライブに来てる女子はどうですか?

佐藤 ライブにも足繁く通ってくれてますし、物販も買うし、そういう意味でお客さんとしては素晴らしいんですけど、そういう人たちがあのボーカルと一発ヤろうっていうギラギラした感じでいるかっていうとそうでもない。あくまでもお客と自分っていう線を引いてる人が多いです。

—— お客さんのほうが線を引いてる?

佐藤 と思います。前みたいにがっつく女子みたいなのはいないですね、恋愛をしようって思って来てる子は意外と少ない。

—— 女の子のファンが多いバンドでも女の子同士で揉めたりしない?

佐藤 全体としてはよく聞く話ではありますよね、イケメンのソロアーティストでお客さん同士で派閥ができるとかは聞きますけど、じゃあその子たち全員が恋愛対象で見てるかっていうと意外とそうでもない、あくまでも好きなアーティストとして見てるっていう。

—— ライブハウスに出入りする女の子って何種類かいますよね。

佐藤 いますいます、本当にそういう派と女豹みたいなハンターみたいな人もいるし(笑)。そういう子は一発で分かりますけどね、「あ、この人はハンターだ」って(笑)。そのハンターを狙うハンターもいますからね。

—— ハンターを狙うハンター!

佐藤 どっちが先にいくのかっていうので。そういうハンターたちがいるにも関わらず共演者同士でくっついて消えたりするんですよ。だからアーティストにとってはお客さんはお客さんで一線を越えようと思ってる人は意外と少ないんだと思います。

—— 客席に柵ができたみたいにしっかり線ができてると。

佐藤 その代わりに昔はライブが終わったら楽屋から出てこないアーティストがいっぱいいましたけど、今は逆にすぐに外に出てきてファンと交流をめちゃくちゃするんですよ。でもそこから先の一歩っていうのは意外とみんなしない。

—— アウトブレイクさんにも裏口がある?

佐藤 ありますよ。そういう意味ではファンとバンドの距離感は変わってきたと思います。

 

 

—— そうかと思うと少年っぽい女の子が増えてきたような気がします。色気がなくて化粧もしていない感じの女の子が増えてる気が。

佐藤 その話を誰かとも最近したんですけど、ライブハウスにおめかしをしていくっていう文化がどんどん少なくなってるんですよ。

—— そう、揉みくちゃにされるから戦闘態勢で行く子が多い。

佐藤 「よし、行くから格好つけて行くか」っていうのが意外と無くなってきてます。

—— 分かります、髪の長い子も結んでいくじゃないですか。

佐藤 その辺も変わったなと思います。でも僕的にはオシャレして行く文化も残したいなと思って。この間シブメグさんにブルーノートに連れてって頂いたことがあって、お客さん達がめちゃくちゃオシャレして来てて、この感じ俺忘れてたなと思って、ライブってこのくらい気合い入れて見てもいいんだって思って、めちゃくちゃカルチャーショックでしたけど(笑)。うちもおめかしして見に来て欲しいなって思いました。

—— 私昔、ナイトクラブで生バンドのボーカルをやってたことがあるんですけど、そのとき、そのクラブはおじさんおばさんのナンパスポットなので、踊らせてナンボの曲ばかりやらされるんですけど、当時からやっぱりおじさんおばさんたちはおめかしして来てましたね、踊れる場所はゴチャゴチャと芋洗いみたいになってるんですけど、みんな踊りが上手で汗だくにはなってるんだけどオシャレしてたなって思い出しました。

佐藤 そのくらい気合い入れて来るっていいなと思いますね。

—— だけどそれってナンパ目的だから、意識してるじゃないですかお互い。それがライブハウスは無くなりましたよね。

佐藤 ライブハウスでナンパは無いですからね。

—— ハンターは忌み嫌われるんですか?

佐藤 そういう傾向にありますね。

 

 

—— そういう文化を残せないものですかね。

佐藤 あれはあれで良いと思ってたんですけど、でも今ライブハウスでナンパとかするとめっちゃ怒られるんですよ、「ライブハウスはそういうことをする所じゃない!」って。

 

—— 音楽が神聖なもの扱いになってきたんですか?

佐藤 神聖なものというよりはルールが増えてきましたよね、楽しむにあたって。僕らも「店の前にたまらないでください」とか「店のものを壊さないでください」とか言ってるんですけど(笑)。それとはまた別にファン同士でのルールが細かく決まってきてて、それがつまんないなぁって思う人は増えてますね。

—— 佐藤さん的にライブハウスが出来ること、将来的に日本の男女のためになにかありますか?

佐藤 過去何度かやってますよ、ねるとんパーティーとか合コンみたいなのは。

—— どうでした?

佐藤 何組かカップルができて、今でも続いてる子たちもいますよ。それはバンドマンとかライブハウスが好きな人たちって出会いがないじゃんって企画したんですけど、意外と人も来ましたし。

 

 

—— 佐藤さんの個人的な話を聞きたいんですけど、佐藤さん自身の恋愛は?

佐藤 恋愛はめちゃくちゃでしたね、僕。小中は全然モテなくて、高校もあんまりモテなかったんです。

—— モテたくて音楽をはじめた人ですか?

佐藤 それもありました。

—— それって正当な動機ですよね。

佐藤 モテたかったですね、全然モテなかったんですけど(笑)。それで高校を卒業してタガが外れ
てしまったんですよね。

—— なんで?

佐藤 なんでなのか、自分でもあの頃の自分が謎なんですけど。

—— 親が厳しかったとか、進学校だったとか?

佐藤 親は全然で学校はちょっと頭の良い学校だったんですけど自由な校風だったし。でも高校を卒業してから自分の中で何かが弾けてしまって、今までは学校の中にしかいなかったわけじゃないですか、異性が。それが解き放たれた瞬間に世界中の女性と出会おうみたいになって(笑)。スパークしちゃった時期があって、あの頃は地獄でしたねぇ…(笑)。

—— 地獄だったんだ(笑)。

佐藤 街に出ればナンパをし、それこそバンドもやってたけどファンの子で可愛い子がいれば電話番号を交換したりって感じで、そこらじゅうでヤリまくってました。

—— でもその頃はそれが普通でしたよね?

佐藤 昔はそうかもしれない…、今思うとあの時代はなんだったんだって思いますけど。

—— 周りもみんなそうでしたよね。

佐藤 そうでしたね。

—— ミュージシャンとはこういうものだって。

佐藤 バンドの先輩たちもみんなそうでしたね。

カメラマン(30歳) 僕もバンドを3年間やってたんですけど、そのときってもうすでにそういうのっていうよりも性から離れた感じがありましたよ。

—— どこからそうなったのかを突き詰めたくて、やっぱり良い文化は残したいじゃないですか。

 

 

—— その狂ってしまった卒業後は?

佐藤 それで21歳ぐらいでナンパして出会った女の子と付き合って半年ぐらいで結婚してるんですよ。そこからは落ち着いて一年後に子どもができて、ただ子どもができた前後で前に勤めてたところ…そこも音楽関係だったんですけど、仕事がキツくてガツンと病んじゃうんですよ。僕は病んだときのストレス発散って、セックスドラッグロックンロールなんですけど(笑)。そういう方向に行っちゃって妻も子もいるのに、一回失踪するんですよ、会社も家庭も捨てて。それが22とか23歳で、何ヶ月か一人で自分探しの旅といえば聞こえがいいですけど各地の女の子と遊んで(笑)。最初に逃げ込んだ女の子の家に厄介になって、どこかに行って現地調達みたいな感じで。

—— 日替わり定食ですね。

佐藤 でもすぐに捜索願も出ちゃってたんで、紆余曲折を経て連れ戻されて、そこで心機一転じゃないですけど音楽業界も辞めて真面目な仕事をして妻と子を頑張って育てようと思ったんですよね、真人間になろうと思って「よし、新しい仕事を探そう!」ってなったときに今の四谷アウトブレイクのオーナーから「佐藤、新しい店を一軒建てるからそこで働かないか」と言われるわけですよ(笑)。

—— また音楽(笑)。

佐藤 そうなると当然定時に帰れる仕事じゃないし、子どももまだ小さいし大反対を食らうんです、家族に。で悩んだ挙げ句妻と子を捨てこの店をオープンしてライブハウス勤務がはじまるわけです。

—— 凄い選択ですね。説得はかなわなかった?

佐藤 かなわなかったですね、なんせ音楽業界で音楽の仕事をして狂って失踪してる男に「もう一回音楽業界に戻りたい」って言われてイエスっていう母親がいるかと。

—— 音楽関係の奥さんとか彼女ってちょっとズレてる人じゃないとダメなんですよね。

佐藤 それで結局別れちゃって。今でもあの頃のことを思うと胸が痛いですよ…んふふふ(笑)。

—— それで独り身になって…。

佐藤 独り身になって店の仕事がスタートするんですけど、別れて家財道具も全部置いてきてギター1本とリュック一個で家を出てきちゃったから住むところがないじゃないですか。で結局店に住むっていう。

—— そこは(女性を)現地調達しなかったんですね。

佐藤 そうなんです。

—— 心を入れ替えたんですね。

佐藤 で、店に住みはじめて、そのときから仲の良い女の子がいっぱいいたんで、その子の家泊まったりとかそういうダラダラした関係を6〜7年、30歳の手前ぐらいまで続けてましたね。そのあと地震があったじゃないですか、3.11の。そのときに凄い自分の価値観が揺らいだというか、結局両手で持てる荷物以外持てないなって悟っちゃって。そのときは店で2年くらい暮らしてから、その後女の子の家に転がりこむのに成功して、そこでしばらく暮らしてたんですけど、地震以来その子の家を飛び出して離婚したときと同じように、ギター1本とリュック1個で新宿のシェアハウスに住み始めました。

 

 

—— それは3.11がきっかけで「また一人になろう」ってシェアハウスに?

佐藤 そうそう、結局一人かもなぁって思って。それでシェアハウスに住んだんですけど、そこも凄いところでほとんど外国人なんですけどみんな一週間から2ヶ月の間に入れ替わるんですよ、だいたい旅の途中なんで。そこがまた旅の恥はかき捨てみたいな感じで性の乱れがヒドいんですよ、男女で40人くらいいるんですけど、朝ボロボロになって帰ってリビングの扉を開けると2〜3組ヤッてるみたいな(笑)。

—— リビングで?!

佐藤 そう(笑)。本当にヒドいところで「こんなところにいたらヤバい」って思って2年ぐらいで出て、はじめての一人暮らしになりました、34〜35歳ぐらいで生まれてはじめて一人暮らしを(笑)。

—— 実家に住もうとは思わなかったんですか?

佐藤 そうですね、実家に住もうとは思わなかったですね。三軒茶屋なんで近いんですけど、なんでだろう…? その選択肢はなかったなぁ。

—— 親に頼りたくないっていう気持ち?

佐藤 それもあるかもしれないし、うち4人兄弟なんですよ、家もマンションで狭いから居場所もなくてっていうのもあるし。

—— しかも生活の時間が違うとかもありますしね。

佐藤 そう、しかも今、姉ちゃんの子どもが二人実家に住んでるんですよ。姉ちゃんは別のところに住んでるんですけど、ちょっと複雑で…(笑)。そういうのもあって家に帰るっていう選択肢はなかった。

—— はじめての一人暮らしが現在に至る?

佐藤 そうですね、そのまま一人暮らしを続けてますね。その間も女性は何人かいたんですけど、だんだんその辺から「僕にとっての女性はなんなのか」っていうのが分かってきて、僕はどうしても圧倒的才能に惹かれちゃうんですよね、ミュージシャンしかり、デザイナーさんしかり、ディレクターさんしかりなんですけど、その圧倒的才能にやられて付き合っちゃうっていうか、そのままドーンっといっちゃうパターンだったんですけど、ここ最近は圧倒的な才能に対して…なんて言ったらいいのかな…、付き合ったり一緒に暮らしたりするとその圧倒的才能がなくなる瞬間というか普通の女の子に戻るじゃないですか、「こんなに凄い人なのに俺と二人で遊んでるときはめちゃくちゃ普通の女だな」みたいな、それに完全にヤラれちゃってるんですよ(笑)。

—— ギャップ萌え(笑)。

 

 

佐藤 今僕はそれです、それが凄いことになってるっていう(笑)。

—— 私の知り合いにSMの女王様をやってるのに実はドMっていうギャップ萌えの女の子がいます。

佐藤 僕もSMの女王様と付き合ったことがあるんですけど、その子はドSでした(笑)。まんまでしたね。

—— 珍しいタイプでしたね。

佐藤 すごく大変でした(笑)。

—— 佐藤さんはM役だったんですか?

佐藤 そうです、最初はすごく良かったんですけど、あれって慣れるんですかね? それとも俺にその才能がなかったのかなぁ…それが今でも分からないんですけど。

—— パートナーとか恋人とSMするとエスカレートする一方じゃないですか。お互いにどうせ一緒にいるんだしとか、どうせ結婚するんだしって思うと加減がなくなりますよね。

佐藤 どんどんエスカレートする感じだ。

—— 相手を傷つけることを厭わなくなってくるし、自分のやりたいことに遠慮がなくなるし、相手を人と思わなくなってくるというか。

佐藤 あははは。

—— メチャクチャになっていく人とまったくやらなくなる人に分かれますね。

佐藤 僕の場合はエスカレートする人だったんですね。

—— 話せる範囲だとどこまでですか?

 

 

佐藤 ライトな拘束系からはじまって…でもそう考えるとライトかもしれない。拘束からはじまって最後「俺ちょっとこれ以上は無理だな」って思ったのはアナルの拡張がはじまったときに「あ、これ以上は進められないな」って思って、そこまではいかなかったですね。だからそこまで考えるとライトですね。

—— 彼女はやりたがった?

佐藤 もうちょっといきたかったんじゃないかなと思いますね。

—— 気持ちは分かります、加減が分からなくなるんですよね。

佐藤 それが夜のプレイだけだったらいいんですけど、違うところにまで派生するときがあって、束縛というか、そういうところまで強くなってくると厳しいなぁと思いましたね。

—— 私生活というか、お互いの関係性まで変わってしまうという。

佐藤 あの距離感ってなんなんですかね? どんどん曖昧になってくるじゃないですか、長く付き合うと。前まではここまではきっちりって分けてやってたのに、日々生活するなかだったりとか一緒に付き合いが長くなってくると、今まで適正な距離だったのに急に近くなったり急に遠くなったりするんですよ。

—— それがSMなんじゃないですか?

 

 

佐藤 なるほど、そういうことなんですかね? それって他の人でもそうなんですよ、そういう仕事をしてない普通の人と付き合っても。

—— どうなんでしょう? でも距離感っていうのはよく発生しますよね。

佐藤 それでいつも失敗するんですよ。「俺はこの距離がいいのになんで急に近づくの?」とか「なんでそんなに離れてしまうんだろう?」とか。

—— それは男性的な価値観かも。

佐藤 ワガママなんですかね(笑)。

—— ある程度の距離を保ちたいっていう。男性的感覚なんじゃないですか。

佐藤 本当に俺って面倒くさいなって思ったんですよ(笑)。俺ってこの距離じゃないとダメなんだっていう。

—— 女性は相手の全部を知りたがるんですよ。全部知らないと気が済まないから隠しごとがあるっていうのも許せないんですよ、それは相手がただ言ってないだけでも許せないんですよ。

佐藤 なるほどー。

—— でもそう言われると引くじゃないですか。

佐藤 そうですね(笑)。

—— 別に隠してるつもりはないんだけど…みたいな。

佐藤 別にそこは知らなくてもいいよね、みたいな。

—— でもそれでブーブー怒るわけでしょ? そうするとそれを知りたがるっていうことに距離を保てなくなる。

佐藤 そうそう。

—— それは男の言い分、女の言い分ってやつですね。

佐藤 それをうまくやりくりする方法ってあるんですか? 恋愛相談みたいになってますけど(笑)。

 

 

—— 私占い師なので星座の相性っていうのもあるんですよ。意外とうまくいかない人って合わない人と一緒にいたりするんですけど、佐藤さんは何座ですか?

佐藤 僕射手座です。

—— 射手座の人はある程度人と距離を保ちたい人ですね、全員フラットに同じ位置に並んでてって思うタイプでしょ?

佐藤 そうです。

—— だから友だち、恋人っていうのはある程度距離をおきたい。

佐藤 まさにそうです。

—— でも自分のなかでは皆公平なんですよね。

佐藤 もちろん、めっちゃ公平です。

—— 多少のえこひいきはあっても公平なんですよね。それが射手座です。

佐藤 あはははは(笑)。

—— だから「俺ってそういう人」って思ってればいいんですよ。

佐藤 なるほど、そっか。そうなんですね。

—— 射手座の人は難しいんですよ、下半身は馬ですから(笑)。

佐藤 あはは、そうなんですよね(笑)。

—— 自分が興味のあることは一番最初に走っていかないと気が済まないタイプなので、女性からしたら「はぁ?」みたいな。

佐藤 そうですよね(笑)。

—— 知り合いの話ですけど、大晦日に仕事が詰まっていたんだけど、夜の9時ぐらいには終わりそうって思ったんですって、だから10時ぐらいには家につくかなって家族に連絡したんだけど、仕事が終わって「良いお年を!」って言おうとしたら同僚が「これから幕張でカウントダウンライブがあって…」っていう話を聞いたら結局そっちに行っちゃったんですよ。

佐藤 あー、分かるわぁ…、めちゃくちゃ分かる…。

—— それが射手座です。

佐藤 めちゃくちゃ分かる…、そうやって聞くと最悪ですね。

 

 

—— 家族は激怒ですよ(笑)。

佐藤 当たり前ですよ、そんなの! ダメダメ! でも分かるわぁ…。

—— 目先の面白いことに飛びついちゃうのが射手座の特徴なんですよ。

佐藤 うん、飛びついちゃう。

—— だからそれを許してくれる女性だったらいいんじゃないですかね?

佐藤 なるほど、非常にためになります。

—— でも絶対的な才能が好きなんですよね。

佐藤 そう、好き。すべてがそこに集約されますね。

—— 絶対的な才能がある人って自己肯定と自己否定が極端なので、アップダウンが激しいじゃないですか。だからそういう人に「自分を理解しろ」っていうのは難しいかも(笑)。

佐藤 確かに(笑)。あれ? ヤバいぞ俺(笑)。

—— 逆にそういう人って「そんなことないよ、キミが一番だよ」って常に言われたい人たちじゃないですか、なだめてくれる人。だから合わないんですよね(笑)。

佐藤 あははは(笑)。ヤバい、チェンジしようかな(笑)。

カメラマン(30歳) どういう職業の人がいいんですか?

—— 射手座の人って、基本的に自分のこと放っておいてくれる人のほうがいいんですよね。

佐藤 うん。

—— 自分に関心を持ってて欲しいんだけど放置してくれる人がいいんですよね。

佐藤 うん、確かに。

—— 興味は常に持ってて欲しいですよね?

佐藤 持ってて欲しいです。

—— けど、基本的には放っておいて欲しい。

佐藤 アハハ、面倒くさい…(笑)。聞けば聞くほど自分が嫌なヤツに聞こえてきちゃう。

—— 射手座の人ってクズ臭がしますよね。

佐藤 クズ…(笑)。

—— でも射手座の人は女性でもそうなんですよね、だから射手座の特徴なのかもしれないですね。

佐藤 なるほど、素晴らしい話を聞けました。

—— 仲が良いのは活動的な人でフィーリングも多分合うと思うんですけど、それは外側の話で内側は違うのかもしれないですよ、家庭を作るとか一緒に住むってことになると話が変わってくる。

佐藤 なるほど、納得しました!

 

—— 自分が今まで付き合ったきた人に共通点があるじゃないですか。

佐藤 そうですね、共通点があるかもしれない。

—— その共通点じゃない人と出会ったときって、自分が進化したのかなって思うんですよね。パターンが変わったっていうか。

佐藤 なるほど、今まで俺はワンパターンですね。

—— シブメグさんも全部同じだったって言ってましたね。

佐藤 ワンパターンだなぁ…。

—— 彼女も才能のある人しか好きにならないって言ってたんで、ミュージシャンだからってわけじゃないと思います(笑)。

佐藤 (笑)。

—— 急にカウントダウンライブがあるから行くって言っても怒らない女性がいいでしょ?

佐藤 そうですね、怒ったら多分…、怒られる理由は分かるんですけど、怒らなければいいなって思っちゃう(笑)。

—— カウントダウンライブに行くっていうことを連絡する人と連絡しない人に分かれると思うんです。

佐藤 多分僕は連絡しますね、きっと連絡します。

—— 相手の都合は聞かず「行く」っていうことだけ言うんだ(笑)。

佐藤 そうそうそう(笑)。誘うかもしれない。

—— それは良いと思います。

佐藤 こっちにしようって言うかもしれない。

—— 巻き込み型だといいのかもしれないですね。

佐藤 今不思議なことにこうやって話していくと、過去の女性の顔がポンポン思い浮かんできたんですけど、今一人ひとりに「ごめんなさい」してます(笑)。

—— あはは(笑)。

 

 

—— 圧倒的な才能の人が佐藤さんと付き合うことで彼女たちに変化ありました?

佐藤 半々ですね、悪くなった子はいないと信じたいですけど。良くなったなって思う子はいますね、うぬぼれながら。

—— 手が届かない子になってしまったって子はいます?

佐藤 そこまでバカ売れした子はいないんですけど、ミュージシャンと付き合ったことってほとんどないんですよ。どっちかっていうとデザイナーさんとかが多くて、もしかしたら自分のなかの防衛本能が働いてるのかもしれないですね、うちに出てる人たちとかと付き合ったのはほとんど無いですね。

—— 嫌ですか? 音楽関係は。

佐藤 ちょっと苦手というか防衛本能が働きますね、あまりにも同じすぎるから絶対にケンカになるなと思って。

—— 同じバンド内で付き合ったりするのって、ケンカにならないのかなーって思うんですけど。

佐藤 みんなめっちゃしてますよ、ケンカ。

—— 絶対お互いに譲らないですよね。

佐藤 そうですね、多分僕もスカしたくなっちゃうし。

—— 他のバンドでも同じパート同士でギター同士でケンカになるじゃないですか。

佐藤 逆に打ち合わせ先で会ったデザイナーさんとか、そういうがどっちかっていうと多いんですよ「凄いこの人! お茶しません?」みたいな(笑)。

—— 尊敬と恋愛がくっつくんですね。

佐藤 一緒になっちゃいます。

—— 射手座っぽいなぁ(笑)。

佐藤 あはは(笑)。勘違いしてるのかもしれないんですけど、なんか一緒になっちゃうんですよね。

—— なるほど、面白いですね。で、現在に至ると。

佐藤 あはは、紆余曲折を経て…(笑)。

—— 今後再婚しようとかは?

佐藤 再婚は考えてないですね。

—— 懲りました?

佐藤 懲りましたね、完全に。

—— 懲りるのは責任?

佐藤 責任感はないです。

—— 家族を抱えるっていう責任は?

佐藤 それはめちゃデカイです。この仕事に未来がないとは思わないんですけど、守るものがあると強くなるけど、守るものがある分ビビってなにも出来ないっていう、僕は多分そっちなんですよね。守るものがないから面白いなって強くいられるんですよね。家族じゃなくても自分の店だったり、僕を慕ってくれるバンドマンだったり、そういう人たちを守ろうっていう気持ちはめちゃくちゃあって、それがあるから頑張れるんですけど、それが家庭になったときにそうなれるかっていうと、そうなれなかったなぁっていうのは思いますね。

—— ずっと一人もまた楽しいんじゃないですか。

佐藤 結婚っていう形じゃなくてもいいかなって思いますけどね。

—— で、自分の今を分かってくれる人であればと。

佐藤 そうですね。

—— 年末にカウントダウンライブに行っても怒らない人を…(笑)。

佐藤 そうですね(笑)。「こっち行くわ」で怒らない人を(笑)。

—— なるほど(笑)。

 


 

なげーよ(再び。笑)
佐藤さんとの対談はすぐに脱線してしまい、しかもそこにカメラマンさん(30歳)まで乗ってきてしまうという、まったく仕事感のない対談ですが、最後は締めて参ります。
いよいよ次回は最終回となりますが、今度こそ大真面目に音楽と恋愛そして、残していきたい大切なことを語りました。
ぜひご期待ください。結構、胸熱な内容でした。

 

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今回のゲスト:四谷アウトブレイク佐藤 ”boone ” 学さん

 

 

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撮影協力:喫茶室ルモンド(四谷)

遥美沙樹 #ootd
・ジャケット:ポールスミス
・Tシャツ:ポールスミス
・ボトム:メルシーボーク
・サンダル:shaka Neo Bungy Platform 433037W

 

#artsy
#photooftheday
#swag
#basic

 

 

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