2018-03-11

日本の風俗と性癖を考える ”承”


 

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—— 安田さんをご紹介頂いた神田つばきさんだったんですけど、実は正直言うと次を誰にするかっていうので意見の相違が(笑)。私の個人的な主観で本当に申し訳無いんですけど女性アダルト作家さんっていうのが苦手で…。本当に食わず嫌いでちゃんと読んだりすると考え方が変わると思うんですけど、なんとなくエロを扱う女性作家さんって、開き直ってるか自虐してるかのどっちかじゃないかと思って、エロってそういうもんじゃないんじゃないかなって思っていて。神田さんもAVの脚本を書いてらして、それを偶然読んだ時に「なんて男らしい文章を書く人なんだ!」って思ったので興味を持って実際にお会いしてみたら面白かったんですけど、私が神田さんにお願いして安田さんが良いって言ったんですね、切り口がブレてないというか、俺はこうだ!っていうのがハッキリと確立されているっていうイメージがあって。

安田 そんな事無いですよ。僕があんまり自分についての話を書くタイプじゃないからじゃないですかね。

—— 「エロに癒やしを求めるのは嫌いだ」っていう(笑)。

安田 そうなんですよ、嫌いなんです(笑)。癒やしとか余計な話です。

—— じゃあエロってなんだと思います?

 

安田 僕ね、やっぱりエロって、中学生とかの頃の妄想だったりオナニーの時に考えてる時の衝動が一番強いのかなと。本当の事を言えばエロに女の人の考えてる事とか要らないと思ってる。そこはもう男のファンタジーでいいんじゃないかっていうのが凄くあるんですよ。よくAVの影響で男のセックス感がダメになってるっていうけど、そこはもう他のところでちゃんと性教育してくださいよ、エロメディアにそんな不純なもの求めないでよと(笑)。

—— そうそう、そうなんですよね。私一応そっちの分野なんですけど、要するにファンタジーの枠を越えないでくれって事ですよね。

安田 そうそう、エロはあくまでもファンタジーなんだから。野球漫画で魔球を投げてるのを読んだから、野球がダメになったんだとか言わないじゃないですか、それは別でしょ(笑)。

—— でも『キャプテン翼』を読んでサッカーを始めた人って多いじゃないですか。

安田 そうそう、そこはそうなんだけど、だからと言って試合でスカイラブハリケーンとかやらないじゃないですか。やろうとしないでしょ?

—— アハハ(笑)。確かに。『巨人の星』でいう大リーグボールとか(笑)。

安田 そうそう、そんなのやんないじゃないですか(笑)。それはそれで現実とは違うことをわかってるからでしょ? 『キャプテン翼』しか読まないでサッカーを始める人はいないんですよ、ちゃんとサッカーのチームに入って練習したりするわけじゃないですか。AVだけでセックスの知識を覚えるんじゃなくて、他で教えてよ、と。

—— それは男性に限らずですよ、神田さんとの話にも出たんですけど女性もずいぶん影響されているので。

安田 今、もう完全にそうなってますよね。ちょっと前に女性誌がセックス特集ばかりやってた時があったじゃないですか、僕もわりとコメントに呼ばれたんですよ。その時は風俗ライターがメインみたいな感じだったんで「『風俗嬢のテクニックを教えてください』みたいな事を訊かれるんだけど、別に風俗嬢に学ばなくてもいいんじゃ…っていう。

—— でも本当にそういうオファーが多いんですよ。

安田 多いでしょ? 最近になってくると『男の人に捨てられない為にテクニックを学ぼう』みたいな。なんかそこはちょっと違くない? っていう(苦笑)。

—— 本当に多いです。

安田 でしょ?

 

—— 私の講習に申し込んでくる女の子の動機もそれが一番多いです。

安田 体で引き止めようとしてるじゃないですか、でもそれじゃ多分引き止められないよっていう(笑)。

—— よく昔は胃袋を掴めってあるじゃないですか。

安田 そっちの方が絶対に掴めますよ。風俗嬢のテクニックを学んだってセフレにしかなれないですよ。そういうのも女性がAVを観だした事の弊害だと思うんですよね。

—— そう思います、あと私も神田さんも共通だったんですけど「自分のアヘ顔が嫌い」っていうのがあって、女優さんは綺麗なイキっぷりの顔をするから皆がああなんだって思い込んで自分のコンプレックスになっちゃうっていうのがあるんですよ。

安田 『AVで観る女優さんはあんなに気持ちよさそうなのに私がそんなに気持ちよくないのはおかしい』っていうのと同じですよね。

—— あと「イッた事が無いんです。」って言う女の子がいるじゃないですか、でも話聞いてるとイッてるんですよ。

安田 そう、あんなに激しくはイッてないって事なんですよね。

—— あんな風にはイッてないから自分はイッた事が無いんだって思い込んでる。でもそれってAVでやらなきゃいけないところなんだろうかって逆に思っちゃったりしてて。

安田 そう、AVでは演技で激しく喘いだりするわけなんで、それはしょうがないじゃないですか、見せるものなんだから。だけどそこに教育を求めないで欲しいよね。

—— でももはやAVが教育みたいな。

安田 それはAVの責任と言われても困るんじゃないかって思いますよね。

 

—— でも流行りって時代とともにあったじゃないですか、今だったら潮吹きとか中出しが出て来るし昔だったら牛乳浣腸が流行ったり、そのまま現代のセックス事情に影響されてる。

安田 牛乳浣腸はさすがにしなかったと思いますけどね(笑)。

—— あれ何だったんだろう(笑)。

安田 あれは鬼イカせブームとかでプレイが派手になった時なんですよね。やっぱりセル系にガーッとうつって単体の女優さんも激しい事をやりだしたんですよね。そうなると企画女優はもっと激しいことをやらなきゃっていう事だと思うんですよね。

—— 一日中牛乳浣腸やってる女優さんとかいましたよね。

安田 ニーズよりも作る側の思い込みだったような気がしますね、もっと激しいことをしなきゃいけないっていう。

—— で、それをまた素人がマネをするという。

安田 でも牛乳浣腸はどうだったのかな、してたのかな(笑)。

 

—— 結局それが悪影響になっていると言われるからAVは…って今でも言われちゃうんだと思うんですよ。

安田 ちょっとね、一つ問題だと思うのは中出し幻想だけかなぁ、あれは心配な気がしますよね。

—— 逆に中出しが流行ってるのってゲイセクシャルの世界じゃないですか。売り専のお店でも中出ししますっていうのをウリにしてるお店が多かったりとか、逆に普通よりリスクが高い事を敢えてするっていう。

安田 妊娠の心配は無いけど病気の確率が高いですよね。

—— これまでもAVのせいにされたらたまんないなって正直思うんですけど。

安田 AVが実際は若い子のセックスに影響を与えてるんだとは思うんですけど、そこは違う所で教えてないからでしょ? って。

—— その影響をモロに受けてるのが風俗なんですよね。

安田 そうですね。

—— 「AVで観ました、それをヤリたい、どこで? 風俗」っていう流れで。

 

安田 『痴女の誕生』でも書いてますけど、痴女プレイなんかは完全に風俗のほうが先だったんですよね。あとエロ漫画とかもそうなんですけどアダルトって色んなジャンルで影響を与えあってるんですよ。『痴女の誕生』『巨乳の誕生』ではAVだけじゃなくて他のジャンルについても書いてるんですけど、そうしないとわからないことが多い。AVだけ、風俗だけを追ってても全貌は見えてこないんです。

—— もっとエロという部分をシンプルにファンタジーですって分かりやすくすればいいんですかね。

安田 本当は性教育をちゃんとするべきだと思うんですけどね。そこはやってくれないでしょ?

—— 私、日本性科学会というところに入ったので、そっちの問題にこれから取り組んでいかなきゃいけないのだと思います。しかし時代の流れとして性教育が変わってきたのは大いにあって。昔はなかったですけど、男性が「自分は繊細なんです」って口に出して言えるようになったのが大きな流れだと思います。早ければ年内に「射出障害」っていう、膣内射精が出来ない人のための外来が出来るんじゃないかと思ってます。自分は繊細なんですよって言えるようになったのは如何なものかってずっと思ってて、良いのか悪いのか。

安田 いいんじゃないんですかね。

—— 繊細なんですって言っちゃうともっと甘えてくるんじゃないかっていう考えと、もっと自由になるんではないかっていう考えと。

安田 それは男らしくしないといけないみたいな呪縛だと思うんですよ。別に性の嗜好は色々あっていいと思うんですよね。

—— 頑張らなくてよくなるんですかね、これからの男性は。

安田 それは色んな人がいるっていうので良いと思うんですよね。男らしいのが好きな男もいればそうじゃない人でもいいし、色んな人がいるよねってことで解決する話なような気がするんで「僕は繊細です」って言っちゃうのはアリだと思います。

—— 性教育って分野は、日本は遅れてる部分がかなりあると思うんですけど、海外に比べて。でもそれって色んな所で意識を高めていかなきゃいけないんだろうなって思いますね。

安田 コンドームを配るのはセックスを推奨してるんじゃないかとか言われちゃったり、いくつからセックスしていいのかっていう問題も含めて難しいですよね。

 

—— TENGAは近いうちに18禁が取れるって話ですよね。となると学校の保健体育で普及される。

安田 配ってくれるかどうかですよね。淫行問題も16歳以下はしちゃいけないっていうのもどうなんですかね。

—— 果たしてそれが良いのか悪いのか。

安田 性教育の話だと僕はよくわからないんですが、AVの話で言えば、エロに関してはファンタジーが大事だと思ってて。

—— もっとファンタジー色を強くした方がわかりやすいんですかね。

安田 わかりやすいかもしれない。で「ファンタジーですよ」っていう事を強調してあげた方がいいような気がするんですけどね。

—— 今のAVはリアルっぽいんですかね?

安田 かもしれないですね。女優さんとかもサービスで色んなことを言うじゃないですか。『セックス大好きでーす』みたいな。それを全部本当だよって思い込む事もどうなのかなっていうところまで含めて。アイドルが処女ですって言うのと同じなんだけど(笑)。「まぁそれはそれとして」ぐらいの気持ちっていうのを持って欲しいなぁっていう。そこはどっちかっていうとメディアのリテラシーの問題になっちゃうのかもしれないですけど、僕はエロはファンタジーで良い派です。

—— 私がさっき「女性作家さんが苦手」って言ったのは、エロって自分の中の主観的な美意識だからそれを他人に触られたくないし、他人から何を言われたくもないっていうのがあるんですよね。

安田 みんな自分のエロが正しいと思ってるんですよ。

 

—— そう、でもそれでいいと思うんです。

安田 いや、それは僕ちょっと違うと思ってて。例えば女性向けAVってあるじゃないですか、そういうのを作ってる人って、レイプものとかを「女性はああいうの嫌いですから」って言うじゃないですか。「イケメンとのロマンチックなセックスが好きですから」って。だけど実際はレイプものが好きな女性はいっぱいいるし、オナニーの時は痴漢されてるところ妄想したりするでしょ。もちろん本当に痴漢をされたいわけじゃないっていうのが前提としてあるんですけど。男性も女性も嗜好は色々あるわけじゃないですか。なのにみんな自分の主観で言うんですよね。エロって自分の嗜好が正しいと思い込んでる。

—— そこは厄介な所ですね。

安田 そう、厄介。だからよく言うんですけど、AVを観てるファンの間でも全裸派と着衣派がいるんですよ。DMMのレビューを見てると凄く面白くて、この監督は脱がすからダメだとかこの監督は全裸にしないからダメだとか言うんですよ、両方あると、どっちからも言われちゃうの(笑)。だから「このパートは着ててもいいんじゃん?」っていうのは許されないんですよ。作ってる方って、つい『このパートは全裸でここは着衣でってやれば両方喜ぶかな』って思うんだけど、両方から怒られちゃう(笑)。

—— どっちかにしろって事?

安田 AVに限らず、今のユーザーってみんなそうなんですけど、自分の嫌いなものが入ってるのが許せないんですよ。

—— そんな事言われても(笑)。

安田 そうなんですよ、だかから、今は雑誌がダメなんです。雑誌的な作りっていうのは今のユーザーには好まれないんですよね、自分の嫌いなものが入ってきちゃうから。自分の払ったお金の何百円分をここに使われるのは許せないみたいな。

—— う、うん(笑)。ネットだと自分の好きなものだけをチョイス出来るからって事なんですかね。

安田 多分、それが良いんじゃないですかね。そういう意識になってるから。昔はちょっと入ってるとそれで買ってくれる人がいたんですよ。シネマジックってメーカーは鼻フックのシーンを入れたら鼻フックファンが買ってくれたっていうのが嬉しかったらしくて、全ての作品に鼻フック責めが入ってたんですよ(笑)。

 

—— 覚えてます、入ってました(笑)。

安田 でも今は逆に鼻フックが入ってるから買わないって人が多くなってるから、難しいですよね。

—— その数分が許せない(笑)。

安田 そうそう、自分が好きじゃないものが、好きな人もいるって事が想像出来ないんですよね。僕はずっとこの仕事をしてて、自分の性癖が一般的ではないなってことはわかったんですよ。僕は本番シーンが好きじゃなくて、AVでもセックスが始まっちゃうと興味が無くなっちゃうんです、女の子が恥ずかしそうに脱ぐシーンが一番好きなので。だけど一般の人はセックスしてる所が好きなんだろうってわかってるから、ここは自分がズレてるんだなっていうのは自覚してる。

—— でもカラミの撮り方も昔とずいぶん変わったなって思います。

安田 変わってますよね、でもそれは規制の問題もあると思うんです。昔はモザイクもデカいというのがあったわけですよ。要するに局部をアップで映しても全部モザイクになっちゃうでしょ?

—— ありましたね。

安田 そんな画面が続いたら意味がないじゃないですか。だけど今はモザイクも小さくなったから、抜き挿しを見せなきゃいけない。だから昔でも今みたいな撮り方で出せたら売れたと思いますよ。今、80年代とか90年代のAV観るとヒドいですよ。撮り方だけじゃなくてよく分からないドラマが延々と続いてたりとかね。AVに関しては昔のものより今のほうが良いですね、切磋琢磨してるんで。最近はちょっとまた厳しくなって、モザイクがデカくなっちゃってますけどね。

—— ギリモザ時代が短かったですね。

安田 あの頃はよかったな、みたいな(笑)

 

—— やっぱりそういう人がいる限りエロは細分化すべきでもっとファンタジーであるべきだっていうのが安田さんの考えですか?

安田 細分化も今のニーズがそうである以上しょうがないかなって気がしますね。

—— 逆に言うと細分化するって事はよりマニア色が強くなってくるじゃないですか、そのほうがいい?

安田 多分そうなってきちゃいますね。ライトユーザーがいなくなってきてるっていうのも含めてなんですけど、メーカーのプロデューサーは今、AVを買ってくれるのってよっぽど欲しい人だけだって言うんですよね。そういう人が買ってくれるようにしないと難しいからどうしても細分化の方向にいかざるを得ないと思います。そうなると大ヒットって出なくなるんですけどね。

 

—— それこそ2000枚、3000枚売れたら大ヒットになっちゃう?

安田 今そうですけどね、実際。

—— 1万枚なんて…。

安田 そこはもうなかなか…無いですよね。芸能人絡みとかでもない限りは。

—— やっぱりテレビに出てる人がそういう事するっていうのに食指が動く?

安田 結局そこに何らかのドラマ性が無いとって事ですよね。

—— その人にヒストリーが無いとって事ですか。

安田 素人モノをありがたがるっていうのはそれですよね。面白いなって思うのは今、素人のハメ撮りとかが流出してるじゃないですか。AVはどんどん規制が厳しくなっていってあんまりハードな事ができなくなって、むしろ素人の流出の方がハードな事をやってるってなってくると、過激なのが見たいなら素人の流出ものって事になっちゃう。

—— そこからどう動いていくかですよね。

安田 適正AVってどうなるんですかね?

—— 本当に性教育意識になるんですかね(笑)。

安田 もしかしたらそうなるのかもしれない、正常位しかやっちゃダメとかね。

—— でも正常位でしかヤリませんっていう一つのマニア性が生まれるかもしれない(笑)。

安田 正常位マニアが喜ぶかもしれない。

—— 超細分化になってくるんでしょうけど、そのニーズに合わせていかなきゃいけないって凄いなって思います。

安田 そうなっていくし、どんどん個の方に向かっていくとは思いますね。

 

 

—— 女性がエロを語っていくって事に関してはどうですか?

安田 僕もわりと女性の文章が苦手なところがあるんですけど、それは自分の嗜好で語る人が多いからなんですよね。すぐ「私は〜」っていうのが出るんですよね。そうじゃないと女性って語りずらいのかな。なかなか客観的にエロを語れないですよね。

—— 小説家だったらまた違うのかもしれないですね。

安田 あとニーズとしても、女性が書いている以上男性と違う感じにして欲しいっていうのがあるのかもしれないですね。

—— それは女性のライターを起用するって事はそういう意識を持つ女性が増えたからって事なんですかね?

安田 今エロ系って女性の方が元気ですよね、今ライターも女性の方が多いんじゃないかな。男性いないもん、あんまり。

—— 男性向けの記事も女性が書いてる?

安田 多いですよね。ライター自体女性の方が元気いいですよね。

—— それはなんでなんでしょう?

 

安田 なんででしょう? 男ってどこにいるんだろうっていつも思うんですよね(笑)。ただ女性のライターさんってわりと「私ライターやってます!」っていう思い入れが凄い強い気がします。ちょっとライターやるとすぐにライター講座をやりたがるみたいな(笑)。教えたがるのは、なんなんだろう。

—— そこも長い時代抑圧されてきたものだったんですかね?

安田 なんなんですかね?

—— 男性が繊細なんですって言えるようになったとともに女性もそういう事を言ってもいいと。

安田 それも大きいみたいだし、女性にエロ業界に入ってきて何が良かったかって聞くと「堂々とエロ話が出来るのが嬉しい」って言うんですよ。昔から女性もエロ話自体は好きなはずなのに言えなかったっていうのもあるんでしょうね。

—— 確かに未だに飲み屋さんで女の子が下ネタを言うと引かれたりしますからね。

安田 僕なんかは、本当はファンタジーを持ちたいから本当は女性はエロ話しないで欲しいんですけどね(笑)。

 

—— 逆に女性が言うとファンタジーが壊れるようなイメージがあるんですよね。

安田 そうなんです。エロ話出来る子は友達になれるんですよ。よく言う『心にチンコを持ってる』からみたいな。心にチンコを持ってる子は友達なんですよ。

—— なるほど(笑)。

安田 そうなると、あんまり性欲湧かなくなりますね(笑)。仲間だから。だからある意味、女性が下ネタ言うとモテなくなるかもしれないなっていうのはそういう所ですよね。

—— 私も気をつけた方がいいと思います、女性は。よっぽどウケるっていう自信がない限りは止めた方がいいと思いますもん(笑)。

安田 難しいですよね。

—— 最後にメールでおっしゃってた二村さんの話、「あれさえ言わなければいい人なのに…」っていう(笑)。二村さんは黙ってAV撮っとけって思ってるっていうのはなぜですか?

安田 それはさっきも言ったように僕が恋愛に興味がないっていうのが大きいんですけどね。今、みんな恋愛とか人間関係の話ばっかりするじゃないですか。もっと他にあるんじゃない? って。

 

—— コミュ障が多いから(笑)。コミュ障の本書いてるだけで売れるんだもん(笑)。

安田 そうなんですよ、今売れる本って人間関係の本ばっかりだけど、僕は全くそこに興味がないんです。

—— コミュ障の本書いたら12万部売れた仲良しがいますよ。

安田 根本的には、コミュ障の方ばっかり売れて、俺の本売れねーのにって僻みがあると思うんですけど(笑)。本当みんな恋愛含めて人間関係の事ばっかり言ってるのってどうなんだろうっていうのがあって。もう、なんかうさんくせーなって(笑)。

—— 二村さんに関しては「黙ってAV撮っとけ」って感じなんですか?

安田 そうそう、二村さんの事はAV監督としては凄く好きなのでね。もっとちゃんとAV撮って欲しい。

—— 彼が切り開いた世界はいっぱいありますしね。

安田 そう、単純にスケベの巨匠としては尊敬してますよ。でも、恋愛とかって人に語ってどうって話じゃないと思うんだけどね(笑)。面白いのが「恋愛の達人」って肩書の人いるじゃないですか。でもそれってつまり長続きしなくて、ずっと失敗を繰り返してるって事ですよね、自殺の名人みたいなもんじゃん(笑)。「いや自殺出来てないんでしょアンタ(笑)」っていう。

—— 二村さんもメンヘラに取り憑かれてたっておっしゃってました。

安田 そもそもメンヘラにモテたかっただけでしょっていう(笑)。ほんと、僕は恋愛を語るっていうのがよくわからないんですよ。

—— 次はいよいよそこに突っ込みますよ。

 


今回は初めて知るAV業界の話も出てまいりました。
やはりAVと風俗を詳しく知る人とは話が尽きませんね。
安田さんにはこのままタモリ化していってほしいと思います(笑)。未来の青少年たちのために。
次回は安田さんの核心のちょっと前に、もうちょっと突っ込んだ内容をお届けします。
安田さん本人が「喋り過ぎた!!」と大後悔している内容に入ってまいります。
ご期待ください(笑)。

 

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今回のゲスト:フリーライター、アダルトメディア研究家 安田理央さん

 

 

1967年埼玉県生まれ。実はネガティブマネージメントが得意な獅子座。
フリーライター、アダルトメディア研究家、漫画原作者、ニューウェーブ歌手など、複数の職業で多忙面で活躍している。
本人は趣味と言い切っているが、京王百貨店の駅弁大会では駅弁の達人として、そのマニアっぷりでメディアでも活躍している。(本人は京王の駅弁大会が好きなのであって、駅弁が好きなのではないと言っている。)
最近の著書は巨乳の誕生、痴女の誕生など(本人は巨乳も痴女も好きではないと言っている。)。
日本の風俗資料として永久保存されそうな膨大な資料をまとめあげた。

安田理央Twitter

安田理央ブログ

安田理央著作一覧

 

 

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コメント2件

  • みかび より:

    遥美紗樹さん!
    15年前美紗樹さんからポテトをご馳走してもらったものですw
    やっぱりただ者じゃなかった…
    ブログ見つけて良かったです。

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